夫婦別姓の事実婚でも同じお墓に。苗字が違う内縁関係は一緒に入れる?

      2017/06/11

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家制度の慣習が脈々と引き継がれている「お墓」の問題。

もともと別姓が目的でなくとも、事実上、夫婦別姓となる事実婚や内縁関係は、夫婦が同じお墓に入れるのか、一緒に納めてもらえるのか、というのは気になるところですね。

 

今回は事実婚(内縁)夫婦のお墓事情についてまとめていきます。

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一緒のお墓に入れる人の範囲

「夫や妻と一緒のお墓に入りたい」といった希望を叶えるために、まずは前提として知っておきたいことをお話ししていきます。

 

法律はない

ひとつのお墓に一緒に入れる人の範囲を定めた法律はありません。

 

そのため問題となってくるのは、

①墓地の運営元(墓地・お寺・霊園)の規定に反しないかと、

②お墓の名義人(永代使用権者)、もっと言えばその家族や親族の同意が得られるか

という点にあります。

 

他のページを開いてからご覧になってる方の中には、

”永代使用権者が認めれば”誰でもOK”

というのを見て混乱されている方もいるかもしれませんが、

これだと「別姓の事実婚夫婦も同じお墓に入れるか」の答えとしてはです。

 

①墓地の規定ではどうか

 

その墓地の規定によっては、血縁や戸籍上の関係が必要とされる場合も実は結構あります。

とくに歴史的に古くからある墓地や公営の墓地ではまだ多いようですね。

なんせお墓って「◯◯家」と代々続く「家」の象徴的な部分がありますよね。

血縁でも配偶者でもない他人がそこに入るっていうことは、昔では考えられないことだったと思います。

 

墓地の運営元の規定によって、名義人(永代使用権者)から見て◯親等以内だとか、血縁者に限るなどと定められていることがあるので、まずはそこを確認することが必要です。

 

少し脅し文句のようになってしまいましたが、これについては少しずつ事実婚が市民権を得ているのと同様に、

結婚や家族の形の変化に合わせて、墓地の運営側も柔軟な対応をし始めているので、規約にはあったとしても一度は相談してみると良いかもしれません。

 

ちなみに、墓地の管理者側と名義人の同意がどちらも得られるのであれば、

事実婚夫婦に限らず、離婚した夫婦同士であったり、出戻った娘や息子が実家のお墓に入ることであったり、家族・親族のほか、

友人同士や愛人でさえも一緒のお墓に入ることは可能です。

 

愛人ともなると家族・親族からの猛反対があるかもしれませんが、

墓地側の規定に反しない限りは、文字通り「誰でも可」ということで、その家のルールで決めていくことになります。

 

②家族や親族の同意が得られるか

墓地側がクリアできたとすれば、次に考えるところは、家族や親族に賛成してもらえるか、というところにあるでしょう。

さきほどの「永代使用権者が認めればOK」もちょっと乱暴に思います。

名義人だけ了解してくれればいいってことにはならないですよね。

 

家族の理解があっての夫婦別姓や事実婚(内縁)ならば問題ないかとは思いますが「家」を重んじる文化が根強い家柄や地域だと、

親兄妹に反対されてしまったり、家族は賛成してくれたのにちょっと遠い親戚に反対されてしまったり、ということはかなりの確立であります。

 

こうやって見ていくと、お墓ってやっぱり「家制度」の名残りが根強く残る部分ですよね。

 

それでは次に個々の希望に合わせて、

別姓夫婦が一緒のお墓に入る方法をそれぞれ考えてみたいと思います。

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婚家や実家のお墓に入る

「夫や妻と一緒のお墓に入れるのか」と、ふと考えてみた時に、まず最初に浮かぶのはこちらでしょうか。

「籍は入れなかったけれど、婚家(または実家)のお墓に、大好きな家族とともに納めてほしい」

という方も多くいらっしゃいますよね。

 

すでにあるお墓に入る形なので、先にお話しした前提がそのまま必要条件になってきます。

両家の家族や親族と墓地の運営元に確認の上、相談して進めていきましょう。

 

新しくお墓を建てる

婚家や実家のお墓に入れないとなっても、新たなお墓を建てることはできます。

はじめから夫婦ふたりのお墓を希望して建てられる方もいらっしゃいますね。

 

自分たちで探すことができるので、血縁や戸籍関係が必要な墓地は外すことができます。

また、これから建てるお墓のスタイルも、墓石から彫る文字まで自分たちで決められます

最近では「◯◯家」と名前を彫るのではなく、好きな言葉や文字を彫る方も増えてきているようです。

洋形墓石やデザイン墓石も人気みたいですよ!

これについて悩ましいところは、やはり「お金」の問題ですね。

お墓の新規購入の相場は大体100万~200万円ほどとなっているそうです。

 

分骨して夫婦両家のお墓に入る

実はお骨は一箇所に納めなければいけないということはなく、分骨して両家のお墓に納めることもできます。

仏教での”分骨”に対する考え方も悪い意味は一切ないようです。

こちらはお坊さんからの回答。

「分骨は悪いことが」に対する分骨に関する仏教上の視点ですが、仏教的な分骨という意味ではお釈迦様でさえ各地に分骨していますし、

各宗派の宗祖・高僧方も分骨されていますので分骨自体は仏教的になんら問題はありません。悪いことではありません。

(出典)教えて!goo

夫婦どちらのお骨も半分ずつ両家に納められるということは、

どちらの家族に対しても家族の一員として遺ることができるので、悪い選択ではないように思います。

 

永代供養・散骨・自然葬など

「墓守りがいない」
「子供たちを煩わせたくない」

といった事情から、近年、”墓じまい”というのが話題になっています。

※墓じまい=現在のお墓を片付け、遺骨を他の墓地に移転したり、永代供養墓地に改葬すること

 

それに伴って、散骨や自然葬を希望されている方も増えてきているようです。

 

好きな場所を選んで夫婦同じところに散骨してもらう、というのも良いですね。

私はまだ両親も健在で、両親たちがどうしたいか、遠くにある祖父母のお墓はどうしたいかすら話し合えていませんが、

自分は散骨でいいなぁなどと漠然と思っています。

 

まとめ

墓地の運営側と家族の同意があれば、

苗字や戸籍の違う事実婚(内縁)夫婦でも

同じお墓に入ることはできる!

●自分たちの希望にあったお墓のスタイルを考えてみよう。

以上、夫婦別姓の事実婚夫婦は同じお墓に入る方法をまとめてみました。

 

 

調べていて、お墓もお墓への考え方も時代の変化に合わせて、変わってきているのだなぁと感心しました。

「夫婦一緒のお墓に入りたい」って希望も、代々続くお墓に入るということだけでなく、後半にあげたような選択肢もあるので、ご一考ください。

より、みんなが幸せになれるような選択をできるといいですね。

 

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